歯科医師からみる離乳食の役割
離乳期にある保護者の皆さん!!
日々ほんとうにお疲れさまです!!!
アレルギーの心配をしたり、
せっかく細かくすりつぶしても見向きもされなかったり・・
苦労の多い離乳食。
発達・栄養学・児童心理・・様々な意味のある離乳期ですが、
歯科の観点からは、
口腔内機能を獲得する時期といえます。
・嚥下
・舌の動き(舌の筋肉)
・口唇の動き
・呼吸のコントロール
・噛む
ということを練習する時期です。
これらの機能を効率的に獲得するために
当院では歯科の観点から、いくつかのアドバイスを行っています!
例えば
<下の歯が生えた頃のアドバイス>
「スプーンで与える際は保護者はスプーンを動かさない」
・赤ちゃんの下唇に離乳食を載せたスプーンを当てます。
その後は保護者はスプーンを引いたりせず、静止します。
すると赤ちゃんは、
自ら上唇を動かして口腔内に取り込む運動を行います。
慣れてくればスプーンを遠ざけ
赤ちゃんが口で食べ物を迎えに来るよう誘導します。
<上の歯が生えた頃のアドバイス>
「口唇より大きな食べ物を与えよう」
上の歯が生えてきたら前歯でかじりとる練習のため、
口より大きなものに、かぶりつかせることをおススメしています。
例えばおにぎりならば大人サイズのものを与え、
自ら一口量を考えて食べる練習をさせていきます。
※実際はアレルギーや窒息に注意をし与えてください
・・といったように
時期ごとのアドバイスを行っています!
離乳食期に上手く口腔内機能を向上させると、
第一乳臼歯(最初に生えてくる奥歯)が
しっかり垂直方向に生えてくる可能性が高くなります。
このことは、
永久歯(大人の歯)の歯並びにも関係してくると考えられます。
保護者の方だけで乗り切るには大変な離乳食期・・!
ぜひ歯科医院にもお気軽にアドバイスを求めてくださいね♪
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増田歯科・矯正歯科
TEL:06-6352-1187