【急増!!口呼吸の弊害とは??】
◎急増する口呼吸の症状
マスク時代に診察をしていて気がついたこと・・
それは「口呼吸が急増えている・・!!!」
メンテナンスに以前から通われている患者さまに
・むし歯が増えた
・口の中が乾燥している
・口臭がするようになった
・歯石が以前より溜まっている
・歯が以前より黄ばんでいる
という症状が増えています・・!
これらは口呼吸が原因のひとつに考えられます。
口呼吸を行うと唾液の分泌が減少し
唾液の作用が減るためにこのような症状がおこります。
鼻呼吸はもともと気道抵抗が多く、
口呼吸よりも筋力が必要ですが
目の細かいマスクをするとさらに気道抵抗が高まり、
より楽な口呼吸をしがちになります。
◎口呼吸は歯並びや顔つきに影響も・・
口呼吸を日常的に行っていると舌が下方に落ちていき、
口周りの筋力のバランスを崩してしまいます。
そこ結果歯並びが乱れたり、
下あごが伸びて後退するなどの
顔つきの変化も起こることがあります。
◎口呼吸で身体にも不調が・・
口呼吸を行うと
鼻呼吸に比べ気道抵抗が少なく簡単に呼吸ができるので
呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると二酸化炭素が不足するので
細胞自体が酸欠を起こします。
ミトコンドリアや筋肉細胞に十分な酸素が届かないと
疲労感や集中力の低下、
肩こりや腰痛にもつながっていきます。
◎口呼吸を改善しよう!!!
どうしても口呼吸になりやすいマスク時代。
意識して改善する必要があります!
- 舌を正しい位置に
舌が正しい位置にあると自然と鼻呼吸になります。
舌は舌先が上顎に密着しているのが正しい状態。
舌先が前歯の裏についているのは舌が下がっています。
気づいたら上にあげるようにしてください!
- ガムやテープを使って口呼吸を促す
手軽でおススメなのはマスク着用時にガムを噛むことです。
自然と鼻呼吸をしやすくなります。
(むし歯の原因となる砂糖の入ったガムではなくキシリトールのものを!)
また就寝時に口にテープを貼り鼻呼吸を促す方法もあります。
- 舌の筋トレを行う
舌の筋トレを行うことで舌が無意識時にも正しい位置にあり
鼻呼吸ができる状態となります。
・舌をベーと前に出す
・舌を出して左右に動かす
・唇を舌でぐるっと舐めるように動かす
参考:「病まないための細胞呼吸レッスン」(集英社)「しあわせ歯ならびのつくり方」(時事通信社)
コロナ禍において患者さまの口腔内の変化に感じています。
医療機関として患者さまの生活のヒントとなる
情報発信に努めていきたいと思っています!
鼻呼吸の仕方などぜひスタッフにお気軽にお尋ねください!
↓感染症対策を行い患者さまのご来院をお待ちしております↓
↓口呼吸によるむし歯・歯周病のチェックも↓
医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
TEL:06-6352-1187