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歯槽膿漏を防ぐ!【クリーニングの必要性とリスク分析】

こんにちは。

大阪市北区 南森町の 増田歯科矯正歯科 歯科医師の増田です。

 

みなさんは、最後に歯医者さんでクリーニングを受けたのはいつかすぐに言えますか?

思い出せないほど昔かもしれない…という方は「歯槽膿漏」のリスクがあります。

 

「歯槽膿漏」は歯肉炎、歯周病の進行により発症する感染症で、

歯茎の炎症がおきるだけでなく歯を支える骨がなくなり歯を支えられなくなることで

最終的には歯を失ってしまう怖い病気です。

さらに、”感染症”のためほおっておくと知らず知らずのうちに

家族や恋人、ご友人などの親しい人にも移してしまうリスクもございます。

 

しかし、「歯槽膿漏」はその予防方法もすでにわかっております!

 

この記事では、歯を失う怖い病気である歯槽膿漏と、その予防について解説します。

 


1,なぜ歯のクリーニングが必要なのか?

2,クリーニングの効果

・歯垢と歯石の除去

・口臭予防

・虫歯歯周病予防

・着色予防

3,歯槽膿漏と全身の健康について

4,お口の病気リスクと頻度について

5,まとめ


1,なぜ歯のクリーニングが必要なのか?

歯槽膿漏の予防として最も効果的な方法があります。

それは「歯科医院での定期的な検診・クリーニング」です。

 

みなさんは毎日はは歯磨きをしていただいていると思いますが、実は歯磨きの上手な人でも

歯ブラシのみのセルフケアではお口全体の汚れの6割程度しか落とせていないことがわかっています。

歯間ブラシやフロスを効果的にご使用いただくことで、落とせる汚れが7~8割程度まで上昇しますが

それでも残りの2割の汚れはお口の中に残ったままになります。

 

歯周病菌はこの汚れをエサや住み家にして増殖するため、セルフケアのみですと

汚れの蓄積=菌の増殖

とつながり、歯槽膿漏になるリスクが高まってしまいます。

ですので歯のプロ私たちデンタルスタッフでさえも

定期的に他のスタッフや自宅近くのかかりつけ歯科にて、プロの定期クリーニングを受けています。

 

2,クリーニングの効果

歯垢と歯石の除去

歯の表面には、日々の食事や飲み物の摂取により歯垢(プラーク)が蓄積します。

歯垢は細菌の繁殖を促し、虫歯や歯周病の原因となります。

また、歯垢が硬化すると歯石が形成され、これは歯ブラシや糸ようじでは取り除けません。

定期的なプロケアは、歯垢と歯石を効果的に取り除き、口内環境を清潔に保つ役割を果たします。

 

口臭の予防

マスクを外す機会も増えてきており、口臭は社交面での大きな問題ともなり得ます。

お口のにおいを予防することは他人に不快感を与えないためのエチケットです。

口臭は、口内の細菌の増殖や食物のかすの蓄積によって発生してしまいます。

(その他、生理的口臭や強い匂いの食事が胃から上がってくる口臭、病気による口臭もあります。)

歯のクリーニングにより、口臭の原因の1つとなる細菌や汚れを取り除くことができ、清潔な口を保つことができます。

 

虫歯と歯周病の予防

歯のクリーニングは虫歯や歯周病の予防にも大きく関係しています。

歯垢や歯石を放置すると、その汚れを使って細菌の増殖や炎症が進行し、

虫歯や歯周病を発症するリスクが一気に高まります。

お口の中の細菌を完全に除去することは難しいですが、

汚れの少ない環境にすることでリスクを減らす工夫ができます。

 

着色予防

歯のクリーニングは歯の見た目の美しさを維持するのにも役立ちます。

着色物質や歯の表面に付着した汚れをプロのクリーニングで取り除くことで、

自然な白さで美しい歯を維持することができ、清潔感や明るい印象を保つことができます。

お手入れされた美しい歯は笑顔に自信を持つ手助けともなります。

 

3,歯槽膿漏と全身の健康について

口内の健康は全身の健康と密接に関連しています。

中でも、歯周病や歯槽膿漏による炎症は、歯茎の血管から炎症物質が全身に回ってしまうことで

お口から離れた部分の心臓病や脳梗塞など他の疾患にも影響を及ぼす可能性があることがわかっています。

また、歯周病菌のなかに、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、

高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因となっています。

さらに、糖尿病と歯周病には相関関係が報告されています。

実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多く

反対に歯周病になることで糖尿病の症状が悪化することも報告されています。

ですので、歯周病の予防・治療を行うことで、お口をはじめとする全身の様々な病気のリスクを下げていくことが大切です。

(出典:日本臨床歯周病学会「歯周病が全身に及ぼす影響」より)

 

4,お口の病気リスクと頻度について

検診・クリーニングの頻度については、一般的にはプラークの除去に効果的な

3か月に1回の来院が理想的であると言われています。

 

しかし、この頻度はお口の状態や個人の生活習慣によってことなります。

そのため、お口の環境に影響を与えやすい項目を知っておくことも予防策の1つです。

歯科スタッフはどこを見て患者様一人ひとりのリスク分析をしているのでしょうか?

 

プラークコントロール(歯垢の付着具合)

歯垢(プラーク)は食事や飲み物の摂取に伴い歯に蓄積し、細菌の増殖を促します。

歯垢の蓄積が多い場合はリスクが高くなるため、検診の頻度やお掃除の回数を増やして

虫歯や歯周病の発生・進行を予防します。

合わせて自宅ケアの方法についても念入りに確認し、効果的なお掃除方法について詳しくお伝えのお時間をいただきます。

 

虫歯の治療歴

歯は一度削ってしまうと、二度と再生しないだけではく再発のリスクが伴います。

そのため過去の虫歯治療の本数が多い場合は、特に注意して経過を観察させていただきます。

中でも神経の治療をした歯はそうでない歯に比べてもろく寿命も短くなってしまうため

レントゲン撮影などによりかぶせ物の下の状態を確認しながら診療を進めていきます。

 

歯周病の罹患歴

歯周病菌は感染症で、一度かかってしまうと完全に菌を取り除くことは難しいと言われています。

そのためこれまでに歯周病の罹患歴がある患者さまは

再発の有無について歯茎や骨の状態を詳しく観察しています。

菌はあっても歯石を蓄積させなければある程度良好な状態をコントロールできるため

お掃除の頻度については通常よりこまめな来院をお願いする場合もございます。

 

生活習慣

・喫煙習慣

・コーヒーや紅茶の習慣的な摂取

・糖質中心の食生活

・甘い飲み物での水分補給

・歯磨きの時間が取れない

・ちょこちょこ食べが多い

などの生活習慣の特徴がある場合は、虫歯歯周病リスクが通常よりも高いため

特に意識して定期クリーニングを受けることが重要です。

 

年齢

年齢が上がると、歯のエナメル質が薄くなるほか

歯周病の発生もしやすい傾向があるため、クリーニングの頻度を調整する可能性があります。

 

5,まとめ

「歯槽膿漏」は歯茎の炎症がおきるだけでなく最終的には歯を失ってしまう怖い病気です。

さらに、”感染症”のためほおっておくと知らず知らずのうちに

家族や恋人、ご友人などの親しい人にも移してしまうリスクもございます。

 

しかし定期的な検診・クリーニングによって防ぐことができ、

さらに歯周病予防を行うことは全身の健康管理にもつながります。

 

歯のクリーニングの頻度は個人のお口の状態や生活習慣に応じて異なりますので

かかりつけ歯医者さんからのアドバイスに従い、自分に合った頻度で受けることで

お口のの健康を維持しましょう。

 

当院はご来院いただいたすべての患者さまに対して、歯を失う3大原因である

・カリエスリスク(虫歯リスク)

・ペリオリスク(歯周病リスク)

・パワーリスク(力のリスク)

を分析、診断しております。

さらに初診時に唾液検査を受けていただき

虫歯菌の数や歯周病による炎症の数値、アンモニア由来の口臭の値についても

分析したうえで個人に最適なケア方法や今後のリスクをお伝えしております。

 

ご自身のお口について気になることやご相談がある場合は、ご来院の際に担当スタッフにお申し付けくださいませ。

 

ご予約はこちらから

お電話(0663521187)でも承ります。

正しいケアと症状が出る前の早めの受診をお願いします!

 

 

大阪市 南森町で 歯のクリーニングでお困りなら

医療法人健誠会

増田歯科・矯正歯科

🦷歯のクリーニングについてもっと詳しく知りたい方はこちら

 

TEL 06-6352-1187

大阪市北区東天満1-11-9 101

理事長/院長 増田智基

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~13:30 / 14:30~17:00
休診日:火曜・日曜・祝日