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【虫歯予防】子どものフッ素はいつから使ったら効果的?

こんにちは。

大阪市北区 南森町 増田歯科・矯正歯科で小児歯科・小児矯正をしております 歯科医師の増田です。

 

みなさんはお子さんの虫歯対策、何かされていますか?

 

お子さんの歯を守るために、「フッ素」が効果的というお話を聞いたことがある保護者の方も多いと思います。

ですが、中には開始時期に迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、お子さんの歯の特徴とフッ素の適切な使用開始時期、その効果について解説します。


1,子どもの歯の特徴

2,フッ素塗布を始める最適な時期

3,フッ素の効果

4,自宅ケアとプロケア

~まとめ~


1,子どもの歯の特徴

子どもの歯(乳歯)は本数やサイズなど永久歯とは違う特徴をもっていますが、その構造や役割もちがいます。

 

構造の違い

乳歯

・歯の外側の質(エナメル質と象牙質)が永久歯よりも薄いため、虫歯になりやすい

・虫歯が進行すると神経(歯髄)に到達するのが早く、痛みや炎症が起きやすい

・神経の部分(歯髄)が相対的に大きく、外部からの刺激を受けやすい

 

永久歯

・エナメル質が厚く、歯質が硬いため、乳歯より虫歯の進行が遅い

・歯髄が小さく保護されており、耐久性が高い

 

役割の違い

乳歯

・正しい発音や言葉の習得:噛むことで顎の成長を助け、顔全体の発達に関わる

・永久歯のガイド役:正しい位置で永久歯が生えるためのスペースを確保する

※乳歯が虫歯になったり早期にぬけたりすると、永久歯が正しい位置に生えにくくなることがあります。

 

永久歯

・長期的な口腔機能の維持:正しい咬み合わせによって、発音や表情のバランスを支えます。

・審美的な役割:きれいな歯並びは顔全体の印象に大きく関わり、審美性や自信にも影響します。

・歯列全体の安定:永久歯はそれぞれの噛み合わせを支えているため、他の歯の位置を安定させる役割を持ちます。

 

このように、子どもの歯は大人の歯に比べて虫歯になりやすく、進行が速いことが特徴です。

また、

乳歯は一時的な歯でいずれ抜け落ちるから虫歯になってもそんなに心配はいらないのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、乳歯が虫歯になると、その下に控えている永久歯の成長や発育に影響を及ぼすこともあります。

 

そのため、虫歯予防が特に大切になるのです。

 

2,フッ素塗布を始める最適な時期

フッ素塗布の開始時期として最適なのは、最初の歯が生えたら

赤ちゃんの歯が生え始める6か月から1歳頃までに開始することが理想的で、この時期からのフッ素塗布で、歯の健康を守る基盤が整います。

 

米粒程度の量を歯ブラシにのせて使用します。

うがいをすることが難しい年齢なので飲み込むことを心配される保護者の方もいらっしゃいますが、この量なら飲み込んでしまっても安全性に問題はありません。

 

3,フッ素の効果

歯にフッ素を塗布することには、大きく分けて3つのメリットがあります。

 

①歯質の強化

フッ素は歯の表面(エナメル質)に取り込まれて、歯を構成する成分を変化させます。

フそうすることで歯の強化につながり、酸に対して非常に強く、虫歯菌が作り出す酸から歯を保護することができます。

 

② 再石灰化の促進

虫歯の初期段階では、酸によって歯の表面のミネラルが溶け出す「脱灰」が起こります。

フッ素は唾液中のカルシウムやリンと結合し、溶け出したミネラルを再び歯に戻す「再石灰化」を促進します。

この作用により、初期虫歯は進行が止まり、自然な修復が期待できます。

 

③虫歯菌の抑制

フッ素は虫歯菌(特にミュータンス菌)の活動を抑えることもわかっています。

成分が虫歯菌のエネルギー産生を妨げる働きをすることで、虫歯の原因となる酸の生成を減少させます。

これにより、歯が酸にさらされる時間が短くなります。

 

4,自宅ケアとプロケア

フッ素は自宅で使用する歯磨きペーストに含まれるものと、歯科医院で塗布する高濃度のものがあります。

それぞれにどのような効果があるのかを解説します。

 

自宅での低濃度フッ素使用

市販の歯磨きペーストには、低濃度のフッ素がふくまれており、その濃度は1500ppmです。

 

低濃度でも毎日続けて使用をすることで、歯の表面を隅々までフッ素でコーティングできます。

そうすることで歯の再石灰化を促進し、脱灰(初期虫歯)の進行を抑える効果を持続的に得ることにつながります。

 

また、虫歯菌の酸生成を抑えて歯を守るため、虫歯リスクの低いお口の環境を作ることができます。

 

歯科医院での高濃度フッ素塗布

一方、歯科医院で使用するフッ素の濃度は、9000ppmと市販のものの6倍です。

 

高濃度であることの大きなメリットが、即効性が高く持続的であるということです。

 

虫歯になりやすい乳歯や、生えたばかりの永久歯には特に効果的で、高濃度のフッ素をエナメル質に短時間で浸透させることで、歯の質を強化します。

 

フッ素塗布後、歯の表面にフッ素が長時間残留するため、虫歯菌の活動を抑える効果が持続します。

 

~まとめ~

お子さんのフッ素塗布は、乳歯が生え始める6か月~1歳頃までには始めるのが理想的です。

自宅ケアとプロケアにそれぞれ特徴があるので、その2つを組み合わせることでお子さんの健康な歯を長期的に守ることができます。

 

当院では、フッ素塗布に関するご相談を随時受け付けておりますので、歯磨きペーストや使用量に迷った場合なども、お気軽にお問い合わせくださいね。

 


お問い合わせ

フッ素塗布や虫歯予防に関するご質問やご予約は、お気軽に当院までご連絡ください。

ご予約はこちらから

お電話(0663521187)でも承ります


 

 

当院では、赤ちゃんの歯科受診や歯医者さんデビューに関するご相談を随時受け付けております。

 

小さな疑問や不安でも構いません。

少しでも気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください!

 

 

南森町で 小児歯科 小児矯正 子どもの歯並び を相談するなら

噛み合わせ認定医在籍! 増田歯科・矯正歯科

 

お電話もしくはWEBにて承ります!

(小児歯科についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。)

 

皆様のお口のパートナーに♪

安心のかかりつけ医として皆様のご来院を心よりお待ちしております!

 

SUPERVISING DENTIST 監修歯科医師

医療法人健誠会 増田歯科・矯正歯科
理事長・院長 増田智基

院長写真

院長略歴

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型
2003年 大阪歯科大学卒業
在学中はヨット部主将を経験
2003年 医療法人 徳真会にて勤務
分院長を5年間歴任
2010年 増田歯科医院 継承
2015年 増田歯科・矯正歯科 開院
2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

所属学会など

国際口腔インプラント学会 認定医
日本成人矯正学会
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本一般臨床矯正研究会
SJCD
日本咬合育成学会
COKI(古希の会)
GPO
インビザラインプラチナプロバイダー

受講セミナー

日本一般臨床床矯正研究会
(4日間コース、フィニッシングコース、
アドバンスコース、3Dコース)
GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース
顎顔面矯正セミナー
咬合育成コース(小児)
CDTC
筒井塾咬合療法コース
OSIインプラントアドバンスコース
修練会診断ベーシックコース
名古屋歯周補綴コース
など
診療時間
10:00〜13:30 - -
15:00〜19:00 - -

※土曜は9:00~13:30 / 14:30~17:00
休診日:火曜・日曜・祝日