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「マルチブラケット」
ほとんどの症例の仕上げで使用する装置（固定式）

歯の表面にブラケットという金属のボタンみたいなのを装着し、それにワイヤーを結びつけて歯を動かす装置です
(ブラケットは透明なものもある)
原理はワイヤーを線路にして歯が動くようにするものです
ほとんどの患者さんが仕上げの治療にこの装置をつけます

透明タイプの装置を使用するとほとんど目立ちませんが、金属タイプのほうが、動かすときにワイヤーとブラケットの摩擦が少ないので、歯のコントロールがしやすく、壊れにくいという利点があり、医師によって、またその人の症状によっては金属でなければダメというケースもあります

装置を締めたり広げたりする調整は、だいたい1カ月に１回ペースで行われます。
調整して２～３日は歯が浮いた感じがして、かたいものを噛みづらくなることもありますが、その時期が過ぎると普通に食事がとれます

痛みや不自由さには個人差があります

難点はブラケットとワイヤーの間に食べ物や汚れがたまりやすいことです
なので、しっかり汚れをとるようにしましょう