不定愁訴の原因(2) 南森町増田歯科矯正歯科
前回お話しした続きです
□舌の部屋が小さくなる
特に下の顎で、歯列の横の歯が舌の方向に倒れていたり、噛み合わせが深かったり、前歯が重なり合っていたり、下顎が後方へずれていたりすると、全体的に舌の存在する空間、すなわち舌の部屋が小さくなってしまいます
舌も大人になるに従ってだんだん大きくなりますから、その入れ物も大人の歯列としての拡張が必要なのです
それが小さいままだと、舌はのどの方に逃げてのどに落ちる形となり、気道が塞がれて酸素不足になってしまいます
□舌全体にストレスが起こる
悪い歯並びで、特に舌側に飛び出している歯があった場合、舌が常に異物にふれています
ご本人は慣れてしまっていて、特に何も支障を感じていないようですが、敏感な舌は常にストレスを受け、ぶつかるたびに、そこからのがれようとして、口の奥すなわちのどへ落ち込みます
体は酸素不足に苦しみ、発音という面でも、正常な舌の動きを得られません