歯周病を予防しよう‼ 南森町・増田歯科
歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)の病気、すなわち歯周病には、歯肉炎と歯槽膿漏があります
炎症が歯肉だけにとどまっているのが歯肉炎で、歯肉が赤く腫れて歯ブラシなどによる刺激で出血します
歯肉だけでなく、歯根膜や歯槽骨にまで炎症が及んだものが歯槽膿漏です
歯肉が腫れると、歯周ポケットという歯肉と歯のすき間が広がり、そのすき間に歯垢や歯石がたまり、やがて歯ブラシでは取れなくなり、歯肉の炎症を進行させます
炎症がひどくなるにつれて、歯と骨とをつなぐ歯根膜や骨が植わっている歯槽骨がとけて歯がゆるんできて、そのままほうっておくと虫歯のない健康な歯でも抜け落ちてしまいます
健康な歯周組織を作るためには、正しい歯磨きを毎日行って、歯垢がつかないようにし、歯肉をマッサージすることが大切です
特に矯正器具が入っているときは、どうしても歯を隅々まで磨くことが難しいので、注意を要します
歯肉炎になると、歯ブラシの毛先が当たった歯肉から血が出やすくなります
それをこわがって、なでるように歯ブラシを使っていると、ますます悪化します
多少の出血は恐れず、しっかりとブラッシングしていると、むしろだんだん歯肉がしまってきます