患者さん自身のセルフ・ケア 増田歯科・矯正歯科
治療の基本は、「最近のすみかになっているプラークや歯石を取り除くこと」。
まず、患者さん自身が毎日のブラッシングなどで汚れを落とす「セルフ・ケア」が不可欠です。
汚れは単なる食べかすではなく、
食べかすをエサにして作られた細菌の塊です。
ネバネバした物質を出す細菌によって排水溝のヌルヌルした膜のような「バイオフィルム」ができていて、
落としにくいのです。
また、歯の表面の汚れはとれても、
ブラシが届かない歯周ポケットには汚れが少しずつたまっていきます。
プラークは歯ブラシでとれますが、
歯周ポケットの中や磨き残しのプラークは歯にこびりつき、
そこに唾液中のカルシウムなどが取り込まれて石灰化し、
ガチガチに固い「歯石」になります。
プラークができてから歯石になるまでは約2週間。
歯石になってしまうと、もう自分では落とせません。