虫歯と歯周病は
全身疾患の
原因にもなる
お口の中の2大感染症
TWO MAJOR INFECTIOUS DISEASES
歯の痛みや揺れ、または歯ぐきの腫れや出血、口臭など、虫歯や歯周病のサインを見逃していませんか?「まだそこまで痛くないから…」と治療を先延ばしにしていると、知らぬ間に症状が進行し、大がかりな治療や歯を抜かなければならないという状況になることがあるので要注意です。症状に気づいたときに歯科医院へ受診することで早期発見につながり、治療に費やす時間や治療費の削減にもなります。
虫歯や歯周病は「お口の中の病気」と思われがちですが、実はそれだけではありません。虫歯菌や歯周病菌が血液の中に侵入することにより、心疾患や脳梗塞、菌血症など全身のあらゆる疾患を引き起こす関連性も明らかになっています。
虫歯や歯周病の治療を行い、良い状態を維持するために定期的なメンテナンスを受けることは、お口の中の感染症を予防し全身の健康につながるのです。
こんなお悩みありませんか? CHECK
- 匂いが気になる
- 歯がしみる
- 歯茎から血が出る
- 歯がぐらぐらする
- お口の中に違和感を覚える
「患者様ファースト」の
虫歯治療を心掛けています
MIND
当院では患者様のことを第一に考え、以下の取り組みを行っております。
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表面麻酔と電動注射器を用いた
麻酔で痛みを軽減電動注射器はゆっくりと一定の速度で麻酔を打つことができるため、痛みを感じにくいのが特徴です。当院では極細の針と表面麻酔を使っておりますので、針がチクッと刺さる感覚を最小限に抑えます。
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メタルフリーの推奨
近年、歯の治療は機能性だけでなく、審美性も重要視されています。当院ではできる限り金属を使わず、患者様のニーズに合わせた材料の詰め物・被せ物をご提案します。金属アレルギーがある方も安心してご相談ください。
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適切な診断をするための設備
当院では患者様の再治療を少なくするためにCTレントゲンや視野を3.5倍にする拡大鏡などを使った診断を行っております。裸眼では見えない部分まで確認することができるため、より正確な診断と精密な治療を行うことができます。
虫歯の原因
虫歯の原因菌であるミュータンス菌などが、食べ物や飲み物などの糖分を栄養として増殖し、ネバネバしたプラーク(歯垢)という細菌の集合体を作り出します。その中の細菌が作り出す酸により、歯の表面が溶かされた状態を虫歯といいます。
THERE IS
A LIMIT
虫歯治療ができる回数には
限りがあります
一本の虫歯の治療は何度でもできるわけではありません。最初はつめ物で済んだ治療も、次に虫歯になればかぶせ物が必要になり、その次には神経を抜く治療が必要になるおそれがあります。大きな治療をした歯はその分、強度が下がるため、寿命が短くなると考えられます。つまり、一つの歯を何度も虫歯にしないことが、歯を長期間残す秘訣なのです。
一度虫歯になったら、大きくならないように早めに治療を受け、再発予防を始めましょう。食生活とケア方法の見直しが、繰り返す虫歯を止めることにつながります。
つめ物・かぶせ物治療の流れ
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虫歯を削る
虫歯になった部分を取り残さないように削ります。コンポジットレジン充填の場合は1回で終わるため、削った個所にレジンを詰め、固めて研磨をしたら終了となります。
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型を採る
削った部分の型採りを行います。自由診療の場合は一度仮歯を入れて、噛み合わせを確認してから型を採る場合もあります。
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技工所で装着物を
製作する保険診療・自由診療を問わず、技工所に装着物の製作を依頼します。完成したら、装着物が当院に送られてきます。
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装着
仮歯を外して完成したつめ物・かぶせ物を装着したら治療終了です。
さまざまなつめ物・かぶせ物
の素材を取り扱っています
つめ物・かぶせ物には自由診療の素材も含めると、さまざまな種類があります。例えば、その中の一つ、セラミックは見た目も自然で、ある程度の強度も備えています。当院でもいくつか取り扱っていますので、より自然なつめ物・かぶせ物を選択したいという方は、審美歯科のページをご覧ください。 審美歯科についてはこちら
PROGRESS
虫歯の進行と症状
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脱灰
痛みはなく、歯の表面が白濁します。歯磨きやフッ素塗布で歯の再石灰化を促すことで、歯を健康な状態へ戻すことが可能です。
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初期虫歯
歯のエナメル質の表面が溶けて小さな穴が空いた状態の虫歯です。痛みはなく、積極的な治療は必要ありません。前歯などにできて審美的に問題になる場合は、ホワイトスポット反転という方法で削らずに治療することもできます。
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中等度虫歯
エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進行した状態です。冷たいものがしみたり、食べ物が詰まったりする症状がみられます。範囲が小さい場合はコンポジットレジンで処置し、範囲が大きい場合は詰め物や被せ物で修復します。
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重度虫歯
歯の神経まで虫歯が進行している状態です。激しい痛みや熱いものがしみる症状がみられます。神経は一度感染すると残しておくことができないため、根の治療とも呼ばれる根管治療を行います。
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残根
歯の頭の部分が虫歯で崩壊し、根っこだけが残った状態です。歯の神経が死んでいるため痛みは感じませんが、根の先に細菌がたまり痛みが出ることがあります。基本的には抜歯を行いますが、全身状態などにより抜歯できない場合は適切に処理してその上に入れ歯を装着します。
根管治療とは
虫歯が進行し、細菌が歯の神経に感染すると炎症が起き、さらに症状が進行すると神経は死んでしまいます。感染した神経を取り除き、その部分に薬剤を充填し再び歯としての機能を回復するための第一歩が根管治療です。
FLOW
根管治療の流れ
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根管形成
虫歯の部分を削り、細菌感染している神経を除去。
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根管消毒
神経を除去した後の歯の内部(根管)を洗浄・殺菌。
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コアセット・印象
薬を詰めて仮のフタをする。
(2と3の治療は、根管内が完全にキレイになるまで数回行います。) -
クラウン装着
根管内がきれいになったら、最終的な薬を詰め、根の先までしっかり薬が入っているかレントゲンで確認する。
歯周病は歯を失う原因の第一位
歯を失う原因にはいろいろなものがありますが、そのうち最大の割合を占めるのは歯周病です。歯周病は歯垢の中に潜む細菌が炎症を起こし、歯周組織を溶かす病気です。歯茎が腫れ、歯磨きなどの際に血がにじむ歯肉炎から始まり、歯周炎へと移行します。そのまま放置していると、歯を支える歯槽骨が溶け、歯が動揺を始めます。最悪の場合、歯が抜けることもあり、これが歯を失いやすい理由となっています。
歯周病を予防するには、汚れを溜めないように日頃からプラークコントロールをすることが欠かせません。ご自宅でのケアだけでなく、定期的に検診を受けて歯の状態を管理するようにしましょう。
歯周病の進行と症状
歯周病は、口腔内の細菌によって歯を支えている歯ぐきや骨が壊されていく病気です。
自覚症状がないまま進行していくため「サイレントディジーズ(静かに進行する病気)」と言われており、症状があらわれたときにはかなり歯周病が進行している状態になっていることが多いのです。
また、歯周病菌が心疾患や脳梗塞、糖尿病、早産などの全身疾患を引き起こす要因となっていることも報告されています。
歯周病の主な症状 SYMPTOMS
- 歯磨きや硬いものをかんだ時に
歯ぐきから血が出る - 歯ぐきの腫れや痛み、
かゆみ(ムズムズ感)、膿が出る - 歯がグラグラする、硬いものが噛みにくい
- 口の中がねばつく
- 口臭がある
これらの症状がみられる方は、早めに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
歯周病と全身疾患の関連性
歯周病は、悪化すると歯周病菌や炎症物質が全身を巡り、全身疾患に悪影響を与えることが分かっています。影響がある具体的な疾患としては、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病・細菌性肺炎などがあります。
その中でも糖尿病は歯周病の治療を行うことで、症状が改善しやすいと言われています。また、細菌性肺炎に関しても口腔ケアを続けてお口を清潔に保ち、誤嚥を防ぐためのリハビリを行うことで予防効果が期待できます。
FLOW
歯周病治療の流れ
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検査・診断
レントゲン撮影、歯周ポケット・歯の動揺度の検査を行います。
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歯周基本治療
セルフケアの基本となるブラッシング指導をはじめ、歯石除去や噛み合わせの調整などを行います。重度の歯周病で残せない歯などは必要に応じて抜歯します。
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再評価
歯周基本治療の前後でどれだけお口の中が改善したのか検査します。
軽度の歯周病の方は問題なければ定期的なメンテナンスへ移行し、中〜重度の歯周病の方で更に治療が必要な方は、歯周外科治療などを行います。当院ではリグロスやエムドゲインといった特殊な薬剤を用いた、歯周病によって失われた歯を支える骨の再生療法を行っております。
歯周病予防のために、
定期検診を
歯周病・虫歯などの細菌が引き起こすお口のトラブルは、全身にも悪影響を与えることがあります。それはつまり、体の健康のためにも歯周病などの予防は欠かせないということです。予防をすれば、歯を末永く保つことにもつながり、一石二鳥と言えます。
予防には家庭でのケアと歯科医院でのメンテナンスが基本となります。当院での予防処置については予防歯科ページをご覧ください。
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